昭和史講義2: 専門研究者が見る戦争への道 (ちくま新書)
著者 筒井 清忠
4.2 5つ星のうち 10 カスタマーレビュー)
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本のタイトル : 昭和史講義2: 専門研究者が見る戦争への道 (ちくま新書)
平均的な顧客フィードバック : 4.2 5つ星のうち 10 カスタマーレビュー
ファイル名 : 昭和史講義2-専門研究者が見る戦争への道-ちくま新書.pdf
ファイルサイズ : 18.13 MB
以下は、昭和史講義2: 専門研究者が見る戦争への道 (ちくま新書)に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
20もの論文が収められてるので、多くのことがテーマになりうる昭和について教科書的な通史がサラッと書かれているだろうと期待はしていなかったが、良い意味で期待を裏切られた。非常に詳しくまとまっている。昭和史など歴史には全くの素人だが、個人的に良い論文だと思ったのは、6講「満州事変後の政局と政党政治の終焉」だと思う。まず、筆者は、政党政治が終焉したのは、テロが続発したから、また軍が台頭したからという俗説を退ける。最後の元老西園寺公望や、その彼と政党政治への不信を共有し「挙国一致内閣」を受け入れた昭和天皇の思惑が強調されている。近年、新しい資料などが出てきているようで、上述したような俗説が実は誤りだったということで最新の学説が書かれている。他の論文も同じような実はこうだったみたいなことが書かれていて若手の研究者がリードし、研究が進んでいるんだなあと実感した（法学を始めどの分野でもそうなんですね）。昭和史講義３も期待しています！！
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